トヨタが「実験都市」を静岡に建設 東京ドームの15倍の大きさ 何を実験するのか?

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トヨタが「実験都市」を静岡に建設 東京ドームの15倍の大きさ 何を実験するのか?

トヨタがラスベガスで開催中のテクノロジーの見本市「CES 2020」において 実験都市の建設について発表しました。

実験都市とはどのようなもので、いったい何を実験するのでしょうか??

目次

場所は静岡県、大さは東京ドーム15個分

建設場所

建設場所は静岡県裾野市

2020年末に閉鎖を予定しているトヨタ東富士工場の跡地になります。

伊豆半島から北向きの場所になりますね。

大きさは

実験都市の大きさは約71万平方メートルになるということ。

約71万平方メートルといわれえてもピンときませんが、

東京ドーム約15個分の大きさになります。

この大きさの街に、公募などによって最終的に 2000人余りの住民が暮らす予定とのこと。

いつできるの??

完成時期についてのコメントはないようです。

着工は2021年予定となっています。

何を実験するのか?

実験都市の目的については次のように報道されています。

同プロジェクトの目的は、ロボット・AI・自動運転・MaaS・パーソナルモビリティ・スマートホームといった先端技術を人々のリアルな生活環境の中に導入・検証出来る実験都市を新たに作り上げること。
様々なパートナー企業や研究者と連携しながら、技術やサービスの開発・実証のサイクルを素早く繰り返し、人々の暮らしを支えるあらゆるモノやサービスが情報で繋がることで生まれる、新たな価値やビジネスモデルを見出してく。

www.fashion-press.net

  • ロボット
  • AI
  • 自動運転
  • MaaS
  • パーソナルモビリティ
  • スマートホーム
  • 燃料電池

取り組みが予定される新しい技術としては、このようなものが挙げられています。
どれもネットにつながって操作するものですね。

こういった技術をリアルに大きな規模で実験することが実験都市の目的のようです。

「新たな価値やビジネスモデルを見出してく」とありますが、自動車産業の将来がわからないなか、新たな産業(収入源)を見出す取り組みと考えられると思います。

また、窒素利用の燃料電池をエネルギー源とする。

住民はセンサーをつけて健康状態をモニタリング、取得したデータをAIで分析し、体調管理をすることなども試みの例として挙げられています。

SFの世界が現実になってきます。

ウーブン・シティ

こちらがトヨタが公開している実験都市のイメージ映像です。

トヨタはこの街を「ウーブン・シティ」と名付けています。

「ウーブン・シティ」日本語にすると「編まれた街」

街を通る道路が網目のようにクロスしている街のイメージです。

著名建築家が設計を担当

実験都市の設計は デンマーク出身の建築家ビャルケ・インゲルス氏が担当します。
ビャルケ・インゲルス氏

画像引用:nidaarch.com

ビャルケ・インゲルス氏はニューヨークの「2ワールド・トレード・センター」Googleのマウンテンビューとロンドン本社、レゴ本社に建てられたレゴハウスなどの設計を担当してきた世界が注目する著名な建築家です。

レゴ本社に建てられたレゴハウス

画像引用:www.archdaily.com

中国の実験都市

おそらく最新のテクノロジーの実験都市という点では、中国が先をいっているのではないかと思います。

北京から高速鉄道で約1時間30分の距離にある「雄安新区」は、中国政府が主導して最先端テクノロジーの実験を行っている都市です。

雄安新区

画像引用:YouTube

深センは民間によるイノベーションが多く生まれていますが、「雄安新区」は政府主導で都市計画が進められていることが特徴です。

中国には日本にないスピード感があるように思います。

「雄安新区」にはEV(電気自動車)の充電スタンドが並び、無人運転、無人配送、顔認証などの実験が行われています。

グーグルもスマートシティを作っている

実験都市という意味では、 グーグルもスマートセティのプロジェクトを進めています

グーグルの親会社であるアルファベット傘下のサイドウォーク・ラボは、トロントの海岸沿いにある荒れ果てた地域を、歴史上最も高度にデジタル技術を駆使したコミュニティへと変貌させようと提唱している

newsphere.jp

グーグルもスマートシティを作っている

画像引用:wired.jp

グーグルは信号機から街路の舗装まで、すべてのものをネットワークでつないだ街を想定しているようです。

まるでインターネットが現実の世界に浸食しているようですね。

さいごに

トヨタが「実験都市」を静岡に建設を発表しました。

実験都市は、 建設場所は静岡県裾野市、東京ドーム約15個分の土地に2000人が居住する計画です。

実験の内容は、IoT(モノのインターネット)という言葉に象徴されるように、インターネットで接続された最新のテクノロジーとなるようです。

この実験都市は、IoT(モノのインターネット)技術の推進場所と考えても良いかもしれません。

自動車産業の将来がわからないなか、トヨタ、そして日本にとっては新しいビジネスモデルを探る実験でもあるでしょう。